日経新聞より、介護休業者が生じた企業に対する助成金の話です。
要点は以下のとおり。
<厚生労働省は介護を理由にした離職を防ぐため、企業向けの助成金を新設>
①1か月以上の介護休業
⇒1人当たり40万円を支給。
※中小企業には60万円と手厚くする
②介護のために3か月以上残業を抑制するなどしたケース
⇒1人当たり20万円を支給。
※中小企業には30万円と手厚くする
・どちらも事業主に給付されます。
・1企業につき、最大従業員4人まで助成されます。
介護離職者は年間10万人いるとされており、厚労省は年内の導入を目指す。
助成金の名称は「介護離職防止支援助成金」。
介護を理由にした離職は企業にとっても大きな痛手だが、介護休業の取得率は3%程度にとどまる。中小零細企業の中には介護休業の規定がない社もある。助成金創設で、企業に介護と仕事の両立に配慮するよう促す。
先日、日本の平均寿命が世界最高を更新しました。
超高齢化社会により、介護離職は大きな社会問題になっています。
助成金が直接介護離職につながるかどうかはわかりませんが、助成金は財源が決まっていますし、一つ情報として知っておくといいでしょうね。
(了)