これでいいのかマイナンバー

10月に入り、少し秋風を感じるようになってきました。

 

さて、今月からいよいよマイナンバーが交付されます。

 

9月3日の内閣府世論調査によれば、「内容知っている」のは43%。かなり低いですよね。それから1か月近く経っていますが、どこまで制度について理解されているのでしょうか。

 

人間が「不安」になるのは、「わかっていない」ということが大きいですが、

マイナンバーについては、個人情報の管理問題が生じているのでより不安感が増大します。

しかも、年金機構などセキュリティーが完璧だと思われているところで、情報漏えいが起きたりしているので、むしろ不安感は加速し、私も関与先で色々マイナンバーの話をしますが、はっきりいってよいイメージを持っているところは一つもありません。

 

マイナンバーって完全に行政都合なんですよね。

今までしなくてもいい業務が増えてきていますから。企業についても管理コストが余分に発生し、そのコスト負担は誰がみてくれるの?と思ったりします。

思うに、マイナンバーの導入目的は、法人で社会保険に加入していないところの社会保険の徴収漏れや、特に個人事業主の所得漏れや、相続財産の申告漏れを防ぎ、社会保険と税金の徴収率を上げるというのが本当の理由だと思います。

 

でもそれをはっきり言わずに、なんか利便性を強調したりして、ぼかしているから変に不信感になってしまうんじゃないでしょうか。

 

社会保険の財源が不足している、税収が不足している、そして徴収過程においてこのような問題が起きており、それを是正したい、そしてその是正した結果の社会保険料と税金についてはこのような社会福祉や教育に使う!など、

使途まで明確にして行政が頭を下げれば、国を良くしたくないなんて思っている人はいないんだから、もっと好意的に賛同してもらえると思うんですけどね。

マイナンバー参考HP

政府広報オンライン

http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/point/

 

 

 

 

 

 

 

 


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