確定申告もいよいよ終盤に差し掛かりました。
税理士も気力・体力仕事だということを痛感する時期です。
さて、年度替わりのこの時期は、先日の税制改正大綱を踏まえて税制法案がどう成立するか、助成金など4月から何か変更等ないか、などを注視する時期でもあります。
助成金については、厚生労働省のサイトがとても見やすく便利ですが、
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html
ちょっと面白いのは、
「生涯現役起業支援助成金」というものです。
これは、
40 歳以上の人が起業した場合、
事業運営のために必要となる従業員(中高年齢者)の雇入れを行う際に要した、
雇用創出措置(募集・採用や教育訓練の実施)にかかる費用の一部を助成するというものです。
起業基準日から起算して 11 ヶ月以内に、
「雇用創出等の措置に係る計画書」を提出し、都道府県労働局長 の認定を受けていること。
という期間制限規定があるのでここは注意ですね。
なお、気になる助成金の額は
・起業者が高年齢者(60歳以上)の場合⇒最大200万円(助成率2/3)
・起業者が上記以外の者(40歳~59歳)の者の場合⇒最大150万円(助成率1/2)
結構高額です。
40歳以上の方で脱サラして企業される方は、検討の余地はあると思います。
(了)